2013年6月20日木曜日

 葉面散布カルシウム剤のpHを計ってみた。

Sunday, Sunny DayのNaomiさんが、葉面散布のカルシウム剤が
アルカリ性で、ウドンコ病に効いたら一石二鳥かも、とつぶやいておられて、
なんとなく気になって計ってみました。

使うのはコレ。
なぜか浄水器(整水器)のチェッカー。
理由は安かったから。
高校理科で使うBTB溶液とかの親戚ですかねえ。


測定対象。
ウチにあるカルシウム剤。なぜかアイリスオーヤマ。
理由はコレしか売っていなかったから。

去年、トマトの尻腐れ(チップバーン)が出たときにお世話になりました。
今年は尻腐れしそうなトマトはいないので出番はほとんどなさそうですが、
せっかくなので散布しましょうか。


早速測定。

・・・んー、pH7.0~8.0ってとこですかねえ。弱アルカリ性ですな。


ついでなので色水つくり。きれい。

先日記事にしたカリグリーン(1000倍)(炭酸水素カリウム)
青いですな。
pH8.0~9.0ってとこですね。


ウドンコ病に効く重曹(炭酸水素ナトリウム)の水溶液pHが8.3程度だから、
アイリスオーヤマのカルシウム剤はちょっと弱い気がします。


さらについで。殺菌効果の強い次亜塩素酸水。
ピーキャットクリアミスト。
酸性なのですが、酸が効くというより次亜塩素酸が効くといった方が正確そうですね。

イチゴのウドンコ予防に使っていたのですが、コストが高いのと、
アルカリ系と併用できないので、冷蔵庫で眠っています。
もう一年以上経ってるから塩素抜けちゃってるかもしれませんねえ。
バラ栽培でのウドンコ病対策としては割とメジャーのようです。
ハイターで自作しようと考えたのはいい思い出(混ぜるな、危険)。


黄色いですな。酸性。
pH5.0~6.0。


先日、酢が効く、見たいな記述をしましたがそれらしい根拠をぐぐって見ましたが
見当たりませんでした。なので酸が効くはちょっとあやしいところです。

ウドンコ対策はカリグリーン、次亜塩素酸水あたりが根拠あり、
無難な選択かと思います。


【参考】

農林水産省 - 特定防除資材 ・・・重曹はウドンコに効くと書いてあります。
                      食酢はウドンコには効かない。
重曹がウドンコ病に効く!?・・・重曹、カリグリーンについて詳しく書かれています。
微酸性電解水 ・・・ pHが5.0~6.0程度の次亜塩素酸水のことですな。

4 件のコメント:

  1. まずは、一部の葉で試してみる事ですね~

    全体の散布は、その結果しだいです。

    ポチ、っと!

    返信削除
  2. >> kasugai90さん
    両方まいちゃうから、効果が分からないです(笑
    でもカルシウム剤だけでウドンコ退治ができれば
    一手間減って嬉しいんですけどねー

    返信削除
  3. 遅くなってすんまそん!
    カルクロンのpH、試薬で測ってみました。
    全然でしたよ、pH6.5〜7.0って感じ。
    やっぱ、ちゃーんとうどん粉病に効くお薬を使うのが
    お利口さんっぽいね。(笑)

    返信削除
  4. >> Naomiさん
    あらら、見事に中性ですね(笑
    わざわざご報告ありがとうございます。
    やはり、専用のお薬ですか。

    重曹、重カリの親戚で重炭酸水素カルシウム(石灰水)ってのが
    いますけど、コレも析出しちゃってダメなんでしょうねえ。
    重カリは析出しにくいってところがいいみたいですね。

    返信削除