・・・ お前さんちのトマトの苗が育っていたペットボトル、あるやん?
・・・ あれ、どないなっとん?
と、関西弁軽やかに聞かれたので、改めてまとめておきます。
ベランダーさんには毎度おなじみだとは思いますけどね。
穴鉢式は、普通の
ペットボトル上部を鉢にする方式と違って、引越しが楽なのです。
植物が大きくなったら穴鉢部分だけを容量のある発泡スチロールや
ゴミ箱水耕容器に移せばよいだけなのです。
【材料】
・ペットボトル(2リットル)
・・・最近のボディ部に「持ちやすいスポット」的なくぼみが付いていないもの。
くぼみが付いていると穴鉢がはまらなかったりします。
・穴鉢(9センチ)
・・・蘭とかサボテンとかを育てるのが本来の用途のようです。
amazonで購入。送料が本体よりも高い!
右下の方にアフィりました。
・不織布
・・・給水布になります。大物になる予定の場合は
マイクロファイバー布を使った方がよいかもしれません。
写真の赤いロールはダイソーで買ってきた不織布布巾ロール。
性能的には問題なさげ。
・水きりネット
・・・排水口用の水きりネットです。不織布でなくて網状のものを使います。
カゴ鉢にバーミキュライト培地をつめたとき、こぼれにくくするのに使います。
・支柱
・・・写真はダイソーで買ってきたのびーる支柱、60-100センチ。3本100円。
支柱は植物を支えたり、ペットボトルをどこかに固定するのに便利です。
・食器棚用アルミシート
・・・ペットボトルの遮光に使います。ないと藻だらけになるよ~。
写真に入れるのを忘れましたな。
これも100均で手に入ります。
・ビニールテープ
・・・ペットボトルの切り口を覆ったり、アルミシートを固定したりするのに使います。
青はアザミウマ、黄色はハモグリバエなど害虫がよってくるとまことしやかに
ささやかれているため、目に見えるところは無難に緑色を使ってます。
・布テープ
・・・支柱をペットボトルに固定するのに使用。
ビニールテープだと、ちょっと弱い。ガムテープは×。
・その他
・・・カッターとかハサミとか、ペットボトルにマークするマジックとかの、お道具。
【手順】
1.ペットボトルの上部をはさみやカッターで切り離す。
上の写真のペットボトルの緑のラインあたりですな。
このとき、切るところをマジックでマークしておくとやりやすいです。
手を切らないように気をつけて。
穴鉢式でない場合は、この上の部分を鉢の代わりにするのですが、
穴鉢式では使いません。
2.ペットボトル(下部)の切り口をビニールテープで保護する。
ペットボトルの切り口は鋭いのでビニールテープで覆います。
ビニールテープはロールからいったん切り離してはった方が後ではがれにくいです。
3.不織布のテープをつくる。
不織布を1~2センチの幅で、30センチぐらいのテープ上に切ります。
これを10本ほど作ります。
4.穴鉢部をくみたてる
不織布を穴鉢の穴にセットします。
2個の穴に引っ掛ける感じでセットしていきます。
このとき長い方が、ペットボトルの底に届く程度たらしてください。
その上に、穴鉢にはまる程度の大きさにカットした水きりネットをかぶせます。
さらに下の穴から2~4本の不織を通しネットを突き破って鉢内部に通します。
こんな感じ。
5.支柱をペットボトルに貼り付ける。
布テープでしっかりと。
外側に麻ヒモでくくりつけてみたりしましたが、布テープの方がしっくり安定です。
で、組み立てた穴鉢をはめ込むとこんな感じに成ります。
6.ペットボトルの外回りをアルミシートで覆う。
ペットボトル外周を覆うようにアルミシートでくるみ、ビニールテープで固定します。
これで穴鉢式ペットボトルプランターの完成です。
あとは、取り出しましたる野菜の苗。
シシトウ(?)の甘とう美人さんです。
苗は根っこを水洗いし、バーミキュライト培地を満たした穴鉢にセットします。
このとき、手順4で上に引き上げた不織布に根が触れるようにしておきます。
バーミキュライトは湿らせながら満たすと粉が散らずよい感じです。
セットするとこんな感じで収まります。
後は液肥切れしないように育てるのみ。
たくさん実れ~。