チンゲン菜、京水菜、京一カブですが、片付けるのが面倒くさく放置していたら
すっかり実ってしまいました。
一般的には春に咲いて、5~6月に採種のようです。
これはチンゲン菜ですがいずれも似た姿に。
植わってる場所と、付け根のカブで判別しました。
菜の花は下の方が先に咲いて
どんどん上の方に咲いて実っていきました。
下の方が先に咲いた、これちょっとだけ重要。
今にも莢がはじけんばかりになっていました。
指で軽くつまむと・・・
簡単にはじけて種が採れます。
アブラナの種取なんて
小学校の理科の授業以来ですな。
しばし、無心に莢をはじけさせているとすぐにいっぱい採れました。
さて、種播きから採種まで一周できたわけですがここで微妙なお知らせが・・・
アブラナ科の植物は非常に交雑しやすいようです。
水菜、チンゲン菜、カブはいずれも、学名がBrassica rapaという同種(しゅ)の変種だそうです。
そりゃあ交雑しますな。
犬の雑種などを想像していただくと、まあ交雑のイメージが分かりやすいのではないでしょうか。
ミツバチさんやらハナアブさんやらが足や腹に花粉をつけて
景気よく飛び回っておりましたので、ほぼ間違いなく交雑しているでしょうなあ。
先ほど、下のほうが先に咲いた、が重要と書きましたが交雑していない可能性の高いのがいます。
チンゲン菜は4一足先に単独で咲いている期間が長かったです。
ということは下の方は交雑していない可能性が高いはずです。
ミツバチさんたちが遠くの菜の花の花粉を持ってきていないとすればの話ですが。
・・・固定品種なら百均で種買った方が早いか。
とりあえず、たくさん種がとれたので、数日乾燥させて保存袋に。
そういえば紫高菜もアブラナ科で一緒に咲いていたなあ。
ヘテロシス(雑種強勢,雑種一代目(F1)で親系統の強い形質がでること)で
下にカブ、上にチンゲン菜なんてできんものだろうか。
秋口にでもちょっと育ててみましょうかね。
水菜袋には、水菜(♀)xカブ(♂)、水菜(♀)xチンゲン菜(♂)、
水菜(♀)x水菜(♂)、水菜(♀)x紫高菜(♂)の1純粋品種、3交雑品種が入っている
按配になりますな。
・・・まあ、ベビーリーフで食べてしまえばなんでもいいか。
微妙な雑種、欲しい方、お分けします(笑
【参考】
・Wiki - アブラナ
・野菜の種採り
・野口種苗 - 交配種(F1)と固定種の作り方