2012年5月31日木曜日

チンゲン菜他から採種(アブラナ種取備忘録)

春先に食べ損ねて菜の花を咲かせていたアブラナ科の野菜、
チンゲン菜、京水菜、京一カブですが、片付けるのが面倒くさく放置していたら
すっかり実ってしまいました。

一般的には春に咲いて、5~6月に採種のようです。

これはチンゲン菜ですがいずれも似た姿に。
植わってる場所と、付け根のカブで判別しました。

菜の花は下の方が先に咲いて
どんどん上の方に咲いて実っていきました。

下の方が先に咲いた、これちょっとだけ重要。
今にも莢がはじけんばかりになっていました。

指で軽くつまむと・・・
簡単にはじけて種が採れます。

アブラナの種取なんて
小学校の理科の授業以来ですな。
しばし、無心に莢をはじけさせているとすぐにいっぱい採れました。














さて、種播きから採種まで一周できたわけですがここで微妙なお知らせが・・・

アブラナ科の植物は非常に交雑しやすいようです。
水菜、チンゲン菜、カブはいずれも、学名がBrassica rapaという同種(しゅ)の変種だそうです。
そりゃあ交雑しますな。
犬の雑種などを想像していただくと、まあ交雑のイメージが分かりやすいのではないでしょうか。

ミツバチさんやらハナアブさんやらが足や腹に花粉をつけて
景気よく飛び回っておりましたので、ほぼ間違いなく交雑しているでしょうなあ。

先ほど、下のほうが先に咲いた、が重要と書きましたが交雑していない可能性の高いのがいます。
チンゲン菜は4一足先に単独で咲いている期間が長かったです。
ということは下の方は交雑していない可能性が高いはずです。
ミツバチさんたちが遠くの菜の花の花粉を持ってきていないとすればの話ですが。


・・・固定品種なら百均で種買った方が早いか。


とりあえず、たくさん種がとれたので、数日乾燥させて保存袋に。
そういえば紫高菜もアブラナ科で一緒に咲いていたなあ。

ヘテロシス(雑種強勢,雑種一代目(F1)で親系統の強い形質がでること)で
下にカブ、上にチンゲン菜なんてできんものだろうか。
秋口にでもちょっと育ててみましょうかね。

水菜袋には、水菜(♀)xカブ(♂)、水菜(♀)xチンゲン菜(♂)、
水菜(♀)x水菜(♂)、水菜(♀)x紫高菜(♂)の1純粋品種、3交雑品種が入っている
按配になりますな。


・・・まあ、ベビーリーフで食べてしまえばなんでもいいか。


微妙な雑種、欲しい方、お分けします(笑


【参考】
Wiki - アブラナ
野菜の種採り
野口種苗 - 交配種(F1)と固定種の作り方

2012年5月28日月曜日

ベビーリーフ用発泡スチロール箱設置。

ゴールデンウィークに大阪から遊びに来た友人に冷凍たこ焼きをもらいました。
容器の発泡スチロールがなにやらちょうどよさげです。

・・・葉物が今いないからちょうどいいや。

ベビーリーフ栽培用に加工しました。

なお、たこ焼きはスタッフ(自分)がおいしくいただきました。
最近の冷凍食品はおいしいですね。結構いけます、冷凍たこ焼き。

W27cm x H19cm x D8cm
トマト用に比べるとかなり小型。

これのフタに穴を開けて、
遮光用のアルミシートを貼り付けます。


 余っていた1.5cm角の
ハイポニカ用スポンジに
1cm幅の不織布を給水布としてセット。
なくてもいいけど
ベランダ水耕覚書のいずみさんが
なにやらやっていたので
真似してみたくなり水位計。

といっても
フタの穴を開けてできた
発泡スチロールに爪楊枝を
刺しただけ。

これをフタに通して、爪楊枝が
出ていれば発泡スチロールが浮いて
養液があるのが分かるという寸法。
いっきに飛んじゃいますが・・・
こんな感じになってます。

右側のポチが水位計です。

すくすく水耕栽培のyaefit1500さんに
いただいたベビーリーフと、
ミックスレタスを播きました。

虫除けをかけるのが面倒なので
室内LED栽培にしていますが、
徒長しとるなあ・・・。

2012年5月25日金曜日

トマト、ミニトマト開花開始!大玉は鬼花。

2月、3月と種まきをして、せっせと世話をしてきたトマト、ミニトマトたちですが
ようやく一番花が咲き始めました。

大玉の一番花はみんな鬼花。(花がでかい)
通常よりやたらでかい花が鬼花だと思っていたんですけど
鬼花の定義ってなーに?
っとグーグル先生に聞いてみたところ、バシッとした答えは出てこないのですが
総合して判断すると・・・

「各段の房に一番最初に咲いたトマトの花、または、それが実ったトマト」
「一番花」
「複合花状になって、大きく不恰好な実ができる。」
「鬼花の実は生産ラインに乗らないけど、通常の実に味は劣らない」

だそうです。
大きくておいしいなら歓迎ですな。

「でかいトマトの花」、「房の一番花」と思っていいみたいですね。

「肥料が効きすぎの場合も、発生しやすく、樹ボケ(樹勢ばかり強くて実がつきにくい)の
予兆でもある」とかや。
一番花は特に樹ボケの心配しなくてもいいのかな。


10号鉢土栽培のチェロキー・チョコレート。
まだ開いていないけど鬼花の様相。
樹勢も強いし、肥料多すぎたかな。
まあ、いいや。

油断してたら脇芽伸びちゃいました。
まあ、いいや。2本立てにしますかね。

  ↑
(失敗への序章、「まあいいや」)。

脇芽は取った方がいいのかな。
10号鉢土栽培
コストルート・ジェノベーゼ。

こちらもでっかい鬼花が
乗っております。

なおコストルートさんは、
コンパニオンプランつとして
バジルと同居しています。

暗くてピンボケですが・・・
発泡スチロール水耕の
トマトショコラ。

こちらもたぶん鬼花ですねえ。

水耕組は収拾がつかなくなるまで
脇芽放置でいきます。
(収拾がつくうちに整枝しろよと)
9号鉢土栽培、ミニトマトの千果。
いい感じに咲いてます。

うまくいけば念願の鈴なりなるか!?
発泡スチロール水耕の千果。

こちらも落ち着いて咲いてますね。


















なかなか楽しみな感じになってきました。


いける、今年はいける。
いけるはずだ。
たぶん、いける。
いけるかもしれない。
でも覚悟はしておけ。


2012年5月23日水曜日

グリーンピース収穫、そして豆ご飯。

ベランダ一等地を占拠しているグリーンピース爺。
ハモグリバエのせいか樹勢が衰えてきましたが。
莢がパンパンになってきたものが出てき始めたので先日、収穫しました。

ぼちぼきてます。
ハモグリバエはガクには付きますが
莢には付かない模様。
表面にブツブツが!

アブラーではないです。

強風の日はネットをじかにこの上から
かけるのですがネットでこすれるあたりに
ロウ質のブルームが発生するようです。

へえって感じです。

なんか養分が莢に逃げて
もったいない感じもしますが。
第一陣収穫。
莢からゴロゴロ取り出すのが懐かしく
楽しかったです。

豆ご飯は二合飯で150~200gだそうですから
一合分程度ですな。

薄めで1.5合でご飯を炊きました。
グリーンピース豆ご飯。
豆ご飯なんてすごく久しぶりです。

豆の香りがなんともいい感じです。
とりたてをすぐに炊いたからか
非常にホクホクとおいしかったです。

白米と塩だけで炊きましたが
うるち米が少し入っても
いい感じかもしれませんな。
ウチの子でないソラマメ。
安売りされていたので、つい。
安いだけあって、はずれ1粒ばかり。

おいしいので文句は言いません。

煮るより焼いた方が香ばしくて
おつまみ向きな気がします。

何も考えず魚焼きグリルで焼いて
あら塩をつけて食します。





ご存知の方も多いと思いますが、豆類は根っこに根粒細菌を付け共生します。
根粒細菌は窒素をアンモニア態窒素(早い話が窒素肥料ですな)固定します。
で、無機窒素からアミノ酸、アミノ酸からたんぱく質と合成されていくわけですな。
豆を育てた畑でトマトなぞを育てると暴れるというのは根粒が無機窒素を土壌にばらまくからのようで。

豆が畑の肉といわれるようにたんぱく質に富むのは根粒細菌により窒素源を
バンバン供給しているからだと思っておりましたがそうでもないようですね。


根粒細菌がいないならいないでちゃんと肥料からたんぱく質を合成するようですね。
水耕でも味に劣りなく、ちゃんとできるので驚きです。

2012年5月19日土曜日

悩ましきイチゴたち、もうすぐ収穫。

3月末ごろから花をつけ始めた水耕土栽培のイチゴたちですが
ようやく収穫が近づいてきたようです。
株の様子もちょっと疲れが見えます。

結論から言うと、水耕は負け負けな感じです・・・。
うーん、何がお気に召さないのか・・・。
葉っぱの茂り具合は悪くないような感じなんですが。

土栽培純ベリー。
ずっと一番元気で
素直に実を着けてくれました。

これは鈴なりといってよいかなあ。
ぶくぶく水耕純ベリー。
わさわさ具合は土に
負けてないんですけどねえ。

実がパッサパサです。
むー。
土栽培蜜香。
うどん粉病にずいぶんやられました。

実ってきたのに処分している
実もちらほら。

のりきって半分ほど収穫できればいいかな。
ゴミ箱水耕蜜香。
着果量は土栽培に劣るものの
うどん粉が付かなかったので
水耕組では一番順当に
仕上がっているのではないでしょうか。
ペットボトル水耕カレンベリー。
順調に育っていたように見えたんですが
水耕純ベリーと同じく実がパッサパサ症候群です。

葉っぱに水分もって行かれてるのかなあ。
なにがおきに召さないんでしょうか。

無念でござる~。

四季成りだから、もうワンチャンスあるかな。
土栽培桃娘。
花の時期が遅かったので
収穫時期はちょっと後ろに
ずれ込みそうですね。

ひと時にならないでいいかもしれません。
なかなかいい仕上がりに
なるのではないでしょうか。









イチゴって機嫌の起伏が激しいですね。
まあ、ワタクシの育て方が下手というところのウエイトが重いと思うのですが。


収穫がひと段落したら、ランナーを伸ばさせてやろうかと思います。
次のシーズンの苗を準備しないとねえ。

次シーズンはイチゴの言葉が多少分かるようになればいいんですけどね。

2012年5月18日金曜日

カモミール、咲いてます(ちょっとだけ)。

去年の秋に種まきをしてあたためていたカモミールに花が咲いています。
残念ながらペットボトル水耕はアブラムシの猛攻を乗り越えられず全滅。
土栽培の2本だけが残っています。

これってもう摘み時ですよね。
少しだけど、干してカモミールティ
にでもしてみましょうかね。

もう一本の株。
細っこいんですよねえ。

もうちょっと群生させた方が
よかったのかなあ。

下の赤い花は
ウチでは珍しく食えない植物
ゼラニウム(赤)。

今年もきれいに咲いてくれました。
手がかからず丈夫で花の時期が長いので
結構お気に入りです。
去年捨て値で売られていたのを
出合いがしらで買ってしまった
ゼラニウム(白)

こちらも早くも満開。

紅白でめでたげでよいのではないかと。

・・・食えればいいんだけどなあ。

2012年5月16日水曜日

ハモグバエ絶好調! ・・・orz

冬の間はなりを潜めていたハモグリバエが、4月に入り活動をはじめ、
5月に入り絶好調となってまいりました。
まったくもって、勘弁してくれぇ・・・状態です。


去年のネタから引っ張ってきましたが・・・

【モグリバエ】

・2~3mmの小さなハエ。
・葉っぱに産卵し、幼虫は葉を食害、穿孔し成長する。
・30℃だと1世代2週間ほど。
・通称、エカキムシ。



【防除対策】

・幼虫は見かけ次第、駆除する。
  指や爪でつぶすと葉のダメージ面積が広いので針で刺す。
・成虫は黄色の粘着シートを用いて捕殺する。
・防虫ネット(目あい1mm以下)を張って予防する。
・農薬用いて駆除する。

住友化学園芸さんの冊子によると・・・
オルトラン(DX)粒剤or水和剤、ベストガード粒剤、モスピラン粒剤、マラソン乳剤などが
野菜にも使えると。

コロマイトも確か有効だったかな。
でもコロマイトはサビダニ退治の最終兵器だから撃ち時をはかりたい。

とりあえず現状を・・・
現在一番割りを食ってるのが
グリーンピース。
何とか収穫まで乗り切りたいところ。

なかなかの絵描きっぷり。
黒い後はプチッと駆除した跡です。

豆の葉にもぐってるやつは潰しやすいです。
この葉の縁についているプツプツが
爆撃痕と呼んでいる産卵痕。

産卵痕が少なければ葉っぱを
むしりとって終了なんですが
ウチの場合、産卵痕のついた葉を
取り除くと株が丸裸に成りそうなので、
あきらめてつぶせるようになるまで
待たざるをえません。

ひどいとこうなります。
こまめに殲滅はしているんですけど・・・

撤収を渋っている紫高菜です。

基本的にアブラナ科とマメ科が
ウチのハモグリバエの好物のようです。
(それにナス科、ウリ科も)

レタスもやられちゃいましたが微々たるものです。
こんなところにも!

カモミールの細い葉っぱにも
爆撃、絵描きの跡が!

細い葉を穿孔しています。
ホント勘弁してください。

こないだろうと思っていた
イチゴの葉にも!

たぶん誤爆のようで、
被害の葉っぱは少ないです。

穿孔もしにくそう。














これから心配なのがトマトです。
根負けして土栽培のトマトには先手を打って農薬のオルトラン粒剤を導入しました。
浸透移行性で、根から吸収し、葉を食べた害虫を駆除するそうです。

水耕には規定がないので使用していません。

土栽培の方にじゃんじゃん爆撃していただいて、弾切れを誘い、
水耕への爆撃率を下げようという作戦ですが、うまくいくかどうか。


安全、実績ありな防除の方法をご存知の方、
ぜひぜひ情報がありましたら教えてくださいませ。

・・・いや、ホント。