2011年9月26日月曜日

キュウリ「もうちょっとだけ続くんじゃ。」

台風15号の影響ですっかり終了ムードなキュウリのみやま地這いたちですが
本日、久しぶりに収穫しました。


全盛期にくらべると
かなり小ぶりな15cmくらい。

株も疲れているし早めに
収穫しました。








おじいになった感はありますが
一部、活気を取り戻しています。

撤収するには名残惜しく、
もうちょっと世話してみましょうか。

涼しくなったからか
アブラムシが増えてきました。
生気のある葉に群がってきます。
テントウムシの幼虫もいるので
頑張ってもらいましょうか。







せめてこの子達が大きくなるまでは。



















来年に向けてちょっとキュウリの台風対策を考えておきましょうか。

みやま地這い本来、霜が降りるまで育てられる品種なので、
やはり台風による枯れのダメージが大きかったようです。
推測交じりですが、台風による枯れの原因は以下が挙げられるのではないでしょうか。

①塩害による根の吸水不良、葉の水分放出
②物理的な細胞破壊による蒸散不良


①は養液中の塩分が高くなること、葉っぱ表面に塩分がつく事によって起こると考えられます。
水分は浸透圧によって濃度の高いほうから低いほうに移動します。
溶液の塩分濃度が高くなると相対的に濃度の低い根では吸水が難しくなり、
葉からの蒸散が根からの吸水量を上回り結果として葉が枯れてしまいます。

また葉っぱに高濃度の液体が付くと、相対的に濃度に低い細胞内から
強制的に水分が細胞外に移動します。青菜に塩状態ですね。

台風時は通常時の雨より塩分濃度が高いとどこかで読んだ気がします。
実際に台風の雨水の塩分濃度を測ってみないことにはなんともいえませんが、
うちでは海から30km程はなれているのでちょっと考えにくいような・・・。

溶液が薄まることによるpH変動の方も大きい気がします。


②の方が現実的な感じがします。
キュウリの葉は外部からの物理的な力に弱いのではないでしょうか。
キュウリは霜が下りると一気に枯れるそうですが、これも物理的な弱さを物語っていそうです。
霜が降りると、細胞内の水分が凍り膨張し細胞を破壊してしまいます。
台風でも風にあおられることによる衝撃で吸水経路や細胞が破壊され
水分や養分が行き届かなくなるのではないでしょうか。

9月に入り、2回の台風に見舞われましたが、
キュウリの葉っぱはいずれも日照りに見舞われたか?という様相になりました。

・・・どこかにそういう論文あるんじゃないでしょうか。


①②の推論が正しいとして対策を立てるとするならば、確証はありませんが・・・

①覆いをするなりして雨水が養液層に入らないようにする。
   台風が過ぎた後、葉っぱを水で流す。
   台風が過ぎた後、養液を入れ替える。

②風の影響を受けにくくする
   ・支柱を一時的に倒して低くし、風の影響をうけにくくする。
   ・防風ネットで覆い、葉っぱが揺すぶられにくくする。

といったところが一般的な対策なんでしょうかねえ。
うちの中に避難できればそれに越したことはないんですが。

今年は無策すぎたので来年はきちんと対策を講じたいと思います。

閑話休題。

なんか丸々太っているキュウリ。
ドンと勝手に名づけています。

種でも入っていないものかと放置中。

ミヤマはF1(雑種1世)らしいので、
F2(雑種2世)は育たないのでしょうか??

それともF0(掛け合わせ元)の性質の
キュウリができるのでしょうか??

ナゾですね。

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